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2011/05/29

矛盾探しの日曜日

三段論法について考えていた。

インドとなんも関係ないけど、考えてた。

三段論法って、
【A=B、B=C、よってA=Cである】
ってことだよね?

有名どころだと、

1)人はみな死ぬ
2)ソクラテスは人である
3)よって、ソクラテスは死ぬ

ってことですよね?ですよね?

ということは、これはどうなの?

1)りんごはみな赤い(この際青りんごの存在は置いといて。)
2)イチゴもみな赤い
3)よってりんごはイチゴである

あと、これはどうなの?

1)赤は全て黒ではない
2)白も全て黒ではない
3)よって赤は白である

違うよね?赤は白じゃないよね?
でも三段論法さんは赤は白っておっしゃってるよね?
あれ?違う?なんか違うのかな?

って思ってたら、私が書いたのって公式に当てはまってなかった。

私が書いたのは、
【A=B、C=B、よってA=Cである】
だった!あちゃー!

じゃあ最初の、
【A=B、B=C、よってA=Cである】
りんごとイチゴを当てはめたらどうなるの?


Aはりんご、Cはイチゴ、Bは赤い だとすると、
1)りんごは赤い。これは納得。
2)赤いものはイチゴである。あれ?それは違うよね?ということは・・・
3)りんごはイチゴである。これもちょっと怪しくなってきたな。

つまり2がおかしかったからか。なるほど。


じゃあ最初の、

【A=B、B=C、よってA=Cである】に
赤と白を当てはめたらどうなるの?

Aは赤、Cは白、Bは黒じゃない だとすると、
1)赤は黒じゃない。これは納得。
2)黒じゃないものは白である。あれ?それは違うよね?ということは・・・
3)赤は白である。これもちょっと怪しくなってきたな。

これも2がおかしかったわけか。ふむふむ。

でも一見【A=B、C=B、よってA=Cである】って
正しそうに見えるよね。
BとCが逆になると結果が違っちゃうんだね。
面白いよねーこういうの。


あと、多胡輝氏の【頭の体操】シリーズで一番お気に入りなのがこの問題。
※本が手元にないのでうろ覚え。

【三人の旅人がいた。夜も更けてきたので、宿に泊まることにした。
宿に着くと、女将さんに一人1000円ずつ渡し、部屋に入った。
すると女将さんが、割引してあげようとボーイに500円渡し、
旅人たちに返すように頼んだ。しかしボーイは、『3人に500円は半端だから』と、
200円をポケットに入れ、旅人に100円ずつ返した。

ここで整理すると、3人の旅人は合計3000円払い、
100円ずつ合計300円返ってきたのだから旅人たちが払った合計は
3000-300=2700円。
ここにボーイが取った200円を足すと2900円。
では、残りの100円はどこにいったのだろうか。】


これも一つ矛盾している箇所があるためにおかしなことになっちゃってるんだよね。

あと、国語の授業でやったけど、『矛盾』の語源もなかなか面白い。


矛盾の『矛』はなんでも打ち破れる無敵の矛で、
矛盾の『盾』はどんな攻撃も跳ね返す無敵の盾のことだったと思う。
で、その二つが戦うとこの話にムジュンが生まれるよねってことで
『矛盾』っていう単語になったんだよね。面白いよねー。


ってことを考えてたら日曜日が終わった。

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