バラナシは日差しが暖かくなってきて、むしろ昼間はちょっと暑いくらいで、
でも夜はやっぱり布団がほしいというナイスな季節になりました。
お元気ですか。
私、洗濯のこが大嫌いだった。
日本にいるときとか本当に面倒で面倒で超面倒で泣きたかったし、
洗濯機が許容量いっぱいになるまで洗わなかったし、
週に2回しかむしろ洗濯しなくてよくない?一人暮らしだし。とか思ってた。
干すのもめんどくせーしもーなんだよーとか思ってたし、
朝起きたら洗濯物が畳んでおいてあったらいいなって思いながら眠りについて
朝起きてやっぱりそんな奇跡は起こらずにがっかりしたことも
一度や二度ではない。
だいたい色落ちとか考えなきゃいけないとかやれ柔軟剤だとか
白いものはまとめて洗うだ漂白だって、
トイレが人のお尻すらも洗うこのハイテク時代に
ユーザーがそこまでやらなきゃいけねーのかっていう話よね。
むしろもう畳んでよ。洗濯機に入れたら畳んで出てきてよ。
あわよくば箪笥に入れといてムシューダしといて!!!!!!!!!
って思ってたし。
でも今、何でだろう。
なんか君のこと、気になるよ。
そう、きっと異国の風のせいね。
っていう三文芝居にもあるように、(今私が作ったんだけど)
異国の風に吹かれた私は
洗濯たーのすぃー!
の真っ只中にいる。
風に例えるなら、日本での洗濯熱は風速0.01ミリくらいだったにもかかわらず、
現在の風速は5000メートルくらい。
非常に強い台風の約100倍だ。
朝起きて洗濯物(たいしてないんだけど)を洗剤につけて、
着替えたりなんだかんだした後にゴシゴシこすり洗いする。
付け置きの水が汚くなったのを見て微笑みすら浮かべながら
洗濯をする私。
例えるなら
洗濯の女神(ミューズ)カナッ☆
そんなこたぁいいんだけど、
その後風呂場の床(コンクリート)にバッシバッシ叩きつけた後に
すすぎ洗いをする。
この頃には顔やら足やらに水が飛び散っているんだが、
そんなこと意に介さない私。
お前ら(雑菌やら汚れたち)
をひとつ残らず流してくれるわー!とか心で叫びながら。
例えるなら
洗濯の覇王かな!
で、かる~く絞ってから洗濯ひもにかける。かける。かける。
透明な水が重力に逆らわず滴り落ちるのも束の間、
半日もすれば見事に全てカラッカラのピッカピカに乾いてしまう。
恐るべきバラナシの乾燥。
ありがとう太陽。ありがとう大地よ、とかなんとか思ったり思わなかったりしながら
洗濯物を取り込んで、畳むんだけど。
畳むときの洗濯物っていいにおいするんだねって始めて思ったよ。
もう洗濯の虜です。洗濯機なんていらない。もう手洗いでいいです。
アバヨ、白物家電ども!
洗濯機も掃除機もオーブンもトースターもなくたって生きていけるぜ!
冷蔵庫様だけは外せないがな!!!
って思ってたんだけど、やっぱり掃除機あったらすごい便利だし、
あまったご飯あっためるならレンジでチンしたいし、
パンもフライパンじゃなくてトースターで焼きたい。とろけるチーズで。
洗濯機も・・・
洗濯機も・・・・・
洗濯機もちょっと欲しいかな。
友人が昔言っていた。
洗濯物がさっさと乾く土地に住みたいと。
その気持ちがすごく分かる今日この頃。
いざとなれば生活必需品がなくても生きていけるもんだと実感もしている。
やつらはもう私にとっては必需品ではなく贅沢品だ。