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2010/10/29

きたきたきたきたよぉーっ!!!ぺヤング!

全然タイトルは関係ないんだけど、
ここ3日ほどすこぶる体調を壊している。

意味の分からない胃痛と吐き気に2日間悩まされ、
本日ついに熱が!

これは多分

なんか暑いなぁ、ファンつけてるのに。って思って、
道行く人に「今日、暑いよね!」と言いまくっていたら
ものすごく怪訝な顔をされた。
そりゃ突然外人に本日の気候、私にとっては暑いのですが・・・
告白されたら怪訝な顔の一つや二つ
惜しまず披露するよね、ね。って思って気にしていなかった。

それに、体がやけに鳥肌っぽくなっていたし、
撫でるとピリピリするなぁって思っていたけど、
あーこれあれだ、なんだろう。わかんないけどちょっと風邪だ。って思っていた。

体の関節がイテーって思っていたけど、
寝すぎたね、これは。としか思っていなかった。

顔が赤いのもライトが赤みがかっているせいだと思っていたし、
だるいのは運動不足だと思っていた。

総合すると、熱かもしれないって気づいた。

でも体温計ないから、
「ねぇ、それ、ホントに熱?大丈夫?!って言ってもらいたいだけじゃなくて?」
と訊かれると、痛いとこ突くなぁ・・・そうかも。って思ってしまう。

これ、熱?それとも被害妄想?
そんなこと考えていたら今日が終わったわけだけど、
トイレ行くのもめんどくさいくらい体がだるいってことは
風邪は引いていると思うんだよね。

風邪引いてるってとこは否定されたくないんだけど・・・
どうなの?この症状。

いや!でもゴロゴロしすぎて体が痛いだけっていう可能性も否めない。

吐き気もさぁ、空腹なんだよって言われたら
手をポーン!って打ってなるほどね!って感じに流されちゃうし。
胃痛はあれだよね、油物食べ過ぎてんのよ、控えなさいって言われたら
ハイ!ドクター!ってなるしね。

さて、私は薬を飲むべきか飲まないべきか。

ぺヤング食べたいよ。すごく。

2010/10/24

キレイと汚いの境界線

道を見ていて思ったんだけども、
インドの道にはなんでこうもゴミが落ちているのか。

日本の道を思い出してみたけど、ゴミはほとんど落ちていなかったように思う。
たまに生垣にちょっとガムの包み紙がある、とかその程度で、
道を歩いていて「あ、ゴミ、ゴミ、またゴミ。」とかそんな頻度じゃなかったような。

インドでよく落ちているゴミは、おそらく昔は100%リサイクル資源。
ほっとけばヤギや牛が食べてくれて、跡形もなくなくなっているようなものだと思う。

例えば屋台の食べ物も、大きな葉っぱを乾燥させて形を作って形にして、
食べ終わって捨てても所詮かれた葉っぱ。
しかし今はビニール製の袋が増えてきて、噛みタバコも全てビニール入り。
これはヤギもお手上げだ。うんうん。

インドに来た当初は「街角にゴミ箱置けばいいじゃん。」って思っていたけど、
そう簡単にいかないのがインド。
町の掃除専用のカーストの人が居て、ゴミ箱を設置したらその人たちの
仕事がなくなっちゃうからゴミ箱を撤去したこのもあるんだとか。

結果、ゴミ掃除の人たちが来るまでは町にゴミが散乱状態になるんだけど、
家の中にゴミ箱を置く、という習慣がないもんだから自分の家の敷地以外は
全てゴミ箱感覚。

これは私がインドに来て一番初めに戸惑ったことでもある。

なにしろ何が何でもゴミは出るもんだから、
「これ、どこに捨てたらいいんですか?!」という日が続いた。
水一本買っても、ペットボトルをどこに捨てていいのか分からない。

ちなみにぺットボトルは潰さずに少年少女にあげると、
その子達が換金する、ということもできるらしい。

家の敷地内はとにかくキレイだ。
お金持ちの家なんかは、大理石の床(屋外)を雑巾で拭く従業員を
雇っていたりする。しかし、一歩家を出ると
「ここ、俺の家じゃねーし。」と、ゴミを捨てる。

前に住んでいた家は、
ゴミは屋上から隣の空き地に投げ捨てる方式を採用していた。

しかし、この間外でパコラというインド式天ぷらを買ってきて、
包装紙がゴミになったので持って帰って捨てようとしたときのことだ。
とある楽器屋さんで食べていて、ゴミを荷物の傍らに置いたときのこと。
「おい、何やってるんだ!」と、店主。
「いや、ゴミだから(外は人が通ってるし、家で)捨てようと思って。」と、私。

すると、おもむろにゴミを手に取り、
勢いよく外に投げ捨てた。


えーーーーーーーーーーーーーーー。

と思っていると、一言。
「それ、ゴミだろう、店の中にゴミを入れるなよ。」と。

ゴミは持ち帰るつもりがあろうとなかろうと、
ゴミはゴミ。

これは食器にも言えることで、
食べ終えた食器は床に置くかすぐに片付ける。

日本にいるとき、「食器は食べ物を入れるものだから
床に置くべきではない。」と思っていたけれど、
「食べ物が入っていない食器はヨゴレモノである」という考え方に触れた。

浄・不浄の考えが日本と異なるのが、 未だに慣れないのだ。

とりあえず、この溜まったペットボトルを何とかしなければ。

2010/10/22

先生って大変。

最近ようやくパクチーが美味しいと感じるようになりました
こんばんは。

ダシャラーというお祭りが終わり、実家に帰っていた学生たちが
ちらほら帰ってくるようになりました。

今日は日本語のエクストラクラス。

ダシャラー前に

「明日から休みます。」

「僕も。」

「俺も。」


と、全員授業がなかった日があったため、
その代わりとして本来授業がない今日も授業になったのだ。


私のクラスは3人。

少人数だからやりやすいかな?と最初は思っていたが、
少人数は少人数なりにやりにくいことがある。


一つは、学生の能力の差。

Aさんは「これは木村さんの本です」といえるのに対し、

Bさんは「この木村さんは本です」って、コラー!

Bさんに合わせてゆっくり授業をするとAさんは飽きてしまうけれど、
Aさんに合わせるとBさんは「???」となってしまう。
少人数なだけに、その違いが顕著で難しい。

でも、来てくれるならまだOK!

授業の後に質問してくれればいいし、
その日のうちに解決できる。


が、3人のうち1人が休みました。となると結構めんどう。
2人は「もう知ってるし、もうやったよ、マダム。」 状態なのに、
約一名「初耳!マダム!初耳です!」ってなっちゃうと
「復習から始めたほうがいいのかしら・・・」と惑わされる。

軽く復習してからささーっと次に進むようにしているけど、
「休んだなら休んだときのノートコピっとけや!」とぽつり。

まぁそんな背景がありつつの、本日のエクストラクラスに向かいましたとさ。

途中、ラチタ先生に電話。
彼女は日本語ペラペ~ラなので日本語での会話。

「先生、昨日どこまで進みました?」

「昨日は25ページまで。でも、一昨日も昨日も一人しか来なかったよ」


ええーーーーーーーーー。


一人病欠で一人行方不明。

どうしよう、一人だけすごい進んじゃうなぁ。
鈴木先生とも相談して、軽く復習しつつ宿題でカバー、ということになった。

テキストのこのページを宿題にして、
あとイングリッシュトランスレーションをコピーして、
これも家で読んできてもらって・・・と
甲斐甲斐しくコピー機の周りをうろちょろ。

センターの人に「頑張ってね」と言われ、
「ハイッ!」といい返事。

よしよし、プリント類は全部出来たし、
これを渡して来週は新しいレッスンに入れば遅れは取り戻せるし、
完璧完璧。

日本語の先生は大変だ。
日本語に限らず、先生っていうのは大変だ。
中学とかの頃、貰ったプリントの裏に速攻で落書きしてて
本当にごめんなさい先生、と思った。
大掃除の時に引き出しから山のように目を通していないプリントが出てきて
目もくれずに捨ててごめんなさい、と。

今まで出会った多くの先生方に尊敬の念を抱いて止まない。
「センコーが何だ!」とか言っていたけど、「お前が何だ。」と言ってやりたい。
すごいよね、努力の塊だよね。

私も頑張らなくちゃ。先生方、見守ってください!

なんてことを考えながら1時間。




生徒は一人も来なかった。




先生方、授業サボってごめんなさい。

バチがあたりました。

2010/10/17

食事中の方はご遠慮ください。

食事、終わりましたか?

人間食生活はとても大切です。
そして、食べれば出さねばならないというのも
これまた真理。

バラナシの友人(日本人女性)と話していたところ、
ひとつの共通点が見つかった。


ウンチョスが水に浮く。

日本に住んでいたことの私のウンチョスは
間違いなく沈んでいた。
タイタニックなんてメじゃないくらい沈んでいたし、
その距離感は永遠にさえ感じられるほど遠い存在だった。

が、昨今のウンチョスは浮く。

浮き輪、新調したの?いいね、それ。って褒めたくなる。
手を伸ばせば届いちゃうってところにロマンスを感じない。
この設定じゃタイタニックも売れなかっただろうし。

で、浮くってことは水を流してもある程度は残ってしまう、ということ。

で、流そうと必死になるんだけど水を便器にかければかけるほど
そのかけたときの衝撃によって彼らは細かく分散し、
尚且つ浮いているもんだから「もういいや。」ってなってしまう。

で、次トイレ入ったときにちょっと落ち込む。

別に気にならねーや。って思っていたけど、
同じ症状の人が現れたことで少々気になって調べてみた。

結果、健康説と不健康説があることが判明。
浮く・浮かないだけでは判断できかねる、というのが
専門家の意見らしいが、
要約すると「空気や脂肪・消化物を含んでいるため」だそうだ。
つまり、消化不良。

しかし、Yahoo!知恵袋によるとこういう意見も。

わたしの便の状態を連ねると、食後の方にはキツイと思うし、
そうじゃなくても「そこは聞いてねぇ!」ってなことになりそうだから
はしょっとこう。
でもまぁ、あまり深刻な事態ではなさそうだ、ということです。

「ちょっと気になるから病院に・・・」とは(言葉の問題で)なかなかいかないから、
セルフチェック大事だなぁ、と思った。

ウンチョス氏は水に流れて欲しいけど。

2010/10/15

神はいるらしいよ

昼前後はやっぱり暑い。
少々汗をかいて帰宅し、ご飯作って食べて
お皿洗って一休み。

さて、風呂・・・じゃなくてシャワー・・・じゃなくて水道でも
浴びるか!とバスルームへ。

シャンプーして、さーて洗い流そうか、というとき、
悲劇は起こった。

あれだけ私が誇りに思っていた水圧が落ちている。
落ちている、というレベルはとっくに突破して、
ちょろちょろちょろちょぼぼー・・・ってなっている。

これはまさか・・・ 
屋上タンクに水がないというやつでは?!

ここバラナシでは地下水を毎日屋上タンクに汲み上げて、
それを各水道に配分、というシステムを採用してくれちゃったお陰で、
屋上タンクの水がないと必然的に水道の水が出なくなってしまうのだ。

我が家のタンクのスイッチは大家さんが管理しているし、
いきなり全裸の外国人がシャンプー撒き散らして
「水タンク、お願いしまーす♪」なんて言えないから困った。

こうなったら、部屋にストックしてあったペットボトルの水で
頭を洗い流すしかない。
ミネラルウォーターで頭を洗うなんて、白鳥麗子じゃないんだから・・・。
でもこのまま硬直していても仕方がない。
たしか棚の中にしまったような・・・

バシャ!

停電?!

真っ暗闇の中、シャンプーまみれで硬直する外国人約一名。

やばいやばい。これで電気が復旧するまで待ってたら本当に悲しい。
で、電気来なくて水も出なくてこのまま出るに出れなくて
「しばらく連絡が途絶えてて・・・」とかいう通報の後に警察に発見されたら
「シャンプー、あの、スイッチ、あの、あの・・・」とか言っちゃって、
「むむむ!コイツ、怪しいぞ!逮捕!」ってなるに違いない。

ミネラルウォーターまでの道のりは果てしなく遠い。
水道を思いっきり限界までひねると、

ちょろ。

足りない。

ちょろ、じゃないよ!まったく!いままでのあの水圧はどうした!
あの素晴らしい愛をもう一度!
お前なんて一生水道だ!水道!むしろ井戸!
シャワーになれると思うなよ!チクショー!

すると、大家さんの方から声が聞こえてきた。

「あれー。水終わったのかなぁ。」

そう!そうです!そうですよーマダム!
終わったんです!終わっちゃったんです!
O・WA・RI!終わり、ですヨー!!!

「スイッチ入れなさい。」

いいこと言うねー、ミスター!
ヨッ!スイッチ!
ミスタースイッチ!

「ご飯食べてからにするわ。電気もないし。」




こらー!

そして彼らがご飯を食べ終わり、
神がかり的なタイミングで電気が来て
タンクのスイッチが押されるまでの推定30分間、
シャンプーが耳元でパチパチはじける音を聞きながら待ちぼうけ。

どっかでカメラ回ってんのかってくらい悲しかった。

真っ暗闇+素っ裸+シャンプー=ひときわ悲しい秋の夜

これ、テストに出ますからねー。

2010/10/12

ド・健康(不本意)

ここ最近の食生活を見直したら、
不本意ながらかなり健康な食生活をしていることに気づいた。

最近のお気に入りの飲み物はレモンソーダ

ノンシュガーのソーダ水にレモンを絞るんだけど、
本当にそれだけなんだけど、
のどが渇いてしょうがないぜ!暑い!という時には
このレモンソーダがうまいー!

自由にビールが飲めない生活をしているので
ビールに代わる爽快感。
レモンチューハイだと思って飲んでいる。

ビタミンを補給しつつ体内からプリン体を追い出してしまった。

そして、食べ物は専ら野菜

肉も卵もここ2週間ほぼゼロといっていいほど口に入れていない。
ベジタリアンになったつもりはないし、
むしろ肉食べたくて仕方なかったりするんだけど
肉や卵を買うのが面倒でしょうがないのだ。

肉は生きた鶏をその場で殺してもらうので、
100グラムくださいな、という買い方は出来ないのだ。
生きた鶏さんがお肉に変貌するところを目の当たりにし、
まだ温かい鶏肉を手にしたら、もったいなくて
「痛んじゃったから捨てよう。」とはとても思えなくなってしまう。
よって、鶏肉を買う場合は必然的に誰かとシェアすることになる。
(まぁこれは冷蔵庫を買えば解決なんだけど。)

しかも、近所に鶏屋があるとは限らない。
鶏を殺すのはイスラム教徒の仕事なので、
ムスリム(イスラム教徒)エリアに行かないと手に入らない。
私の居住地はヒンドゥー教徒ばかりなので、
チャリに乗って買いにいかなくてはならない。

あまりにも面倒なので、却下。

卵は朝と夕方によく売っているけど、
昼間や夜は限られた店でしか買えない。
学校行くときにはあるけど、帰るときにはない。
だから買わなくなってしまった。

そうこうしているうちに、口にするものは
野菜と米しかなくなってしまった。

腸の状態も肌の状態も良好。
到着したときはちょくちょくマクドナルドに行きたがったけど、
今は全然行きたくなくなってしまったし、
体内から改善された気がします。

でも焼き鳥食べたいよ。

2010/10/10

日本の風

Yahooをチェックしたり、ニュース見たりして
日本帰国時の浦島太郎現象緩和対策をしているわけですが、
最近のニュースはロンブーの淳とアムロさんが別れたとか
そんなのばかり。

政治欄は苦手だったけれど、
twitterでこんなつぶやきがあった。

4月から9月くらいまでの間に僕が呟いたツィートが全て消えている。
一体どうしたのだろう?何が起こったのだろう? 
この間の呟きは、殆どが口蹄疫関係である。

これは東国原知事のつぶやき。

さらに、こんなニュースも。

とうとう始まった、twitterでの情報統制

政治には疎いけれど、さすがにちょっと驚いた。
下手にコメントするとアレなので控えるけれど、
(バカがばれるので)
政治欄も覗こうかと思った。


今日は60ルピーで買ったムームー着て寝ます。
るんるんるん

2010/10/08

愛の鉄槌で黙らせる

痴漢が多い。

インドにミニスカートの女性がちらほら出始め、
各地にディスコやらクラブやらができて
大学の構内で恋愛を楽しむ男女が増えてきている。

その一方、まだまだパンジャビドレスやサリーが一番いい!と
信じてい疑わない、閉鎖的田舎なここバラナシ。

恋愛結婚が増えているとはいえ、まだまだお見合い結婚が主流
(というか、当たり前)なここバラナシ。

結婚するまでは潔癖を保つのが当然なため、
 「付き合ってる人がいます。チューしました♪」と言ったら
親に軟禁されるか折檻されるか、とにかくえらいこっちゃになってしまう。
彼氏のほうもただでは済まないだろう。
殴る蹴るで済めばいいけど、カーストが違った場合
どちらかが殺されるニュースはゴマンとある。

日本でもニュースになったのは、カーストが違う男女がいて、
男性(高カースト)が女性(低カースト)にラブレターを書いて渡したところ、
男性側の親族が「一族の不名誉/恥さらし」ということで
男性を殺害したという例もある。

よって、大多数の男女が発散させるべきものを内に秘めたまま
何食わぬ顔で生活している。


決してインド人男性全員がそうではないけれど、
閉鎖的田舎であり、世界中からとんでもない数の観光客が集まるという
特殊なバラナシでは、外国人の肌の晒しっぷりは目の毒だろうと思う。

バラナシの女性でミニスカートで足を見せている女性は皆無と言っていいし、
鎖骨ラインを見る事も困難な状況で、
外国人がタンクトップにショートパンツで歩いていたらどうなるか。

痴漢にあう。

私は(日焼けを気にして、というのもあるけど)Tシャツに
パーカーとか羽織るものを着るかショールを巻くか、
極力肌を見せないように心がけている。
体のラインが出るようなピッタリしたものは避けているし、
出ているのは手の甲と足の甲くらい。

それでも、外国人だからいいっしょ、という観点で痴漢にあう。

痴漢と言ってもピンキリで、日本の満員電車のような
惨い人は少ないけれど、道端の店で買い物をしているときに
お尻を触られたり、すれ違いざまに胸を触られたりすることはある。

かなりの人ごみを歩いていても、普通の人は女性が来たと思ったら
体をよじってでも触らないようにするのが鉄則。
でも、「混んでるからしょうがないか」と思う程度の密着もここでは絶対に痴漢。
体の部位がどこであれ、体に故意に触ることは痴漢行為なのだ。
日本で言ったら冤罪で訴えられる程度でも、ここでは厳禁。

パーカーを着ても歩けるような季節になって、
自転車で移動することが増えてからは痴漢に会わなくなったけれど、
久しぶりに暑い日に徒歩で交差点を歩いていたときのことだ。

前方から男の人が来た。
交差点近辺は混んでいるし、こっちも女性としてよけなければ!と思い
体をよじって男性とすれ違うことにした。
しかしその男性は一直線に私に迫ってくる。
3D?ってくらいの迫り具合。

あれ?と思ったときには胸を触られていた。
というか、掴まれていた。

その間約0.5秒。しかし、コイツ明らかに痴漢だ!

そう思った瞬間、男の襟首を掴んでこっちを向かせ、
思いっきり右ストレートをかましてやった。
周囲のインド人がポカーンとするくらい鮮やかな右ストレート。
男はダッシュで逃げていった。

バラナシで痴漢を殴ったことは数回あるけれど、
いずれも言い訳されたり逆ギレされたりしたことはない。
大通りで、人前で、ということもあると思うけれど、
あからさまに痴漢だ!と思ったら殴っちゃったほうがいい。

グーで!

何も言わないでいて、「外国人は痴漢されても何も言わない」と分かったら
その人をはじめとする痴漢は減らないし、付け上がるだけだ。

最初は、「大してベッピンさんでもないのに、調子に乗ってると思われても・・・」と
思って遠慮していたけれど、ベッピンかどうかは二の次。
要は、「女」で、「外国人」であればいいのだ。

道だけでなく、シェアオートリキシャの中でも同様。
ちょっとでも「変!」と思ったら、運転手に言って席を替えてもらう。
洋服屋の中でやたらボディータッチしてくると思ったら怒って帰る。

そして度が過ぎたら鉄槌を。

ここは外国で、周りは外国人だ、ということを理解して
それなりの行動をしなければならない。

ただし、人気の少ない小道では要注意なのは言うまでもないけれど。
停電中の小道を一人で歩くのは極力避けている。
面倒で遠回りでも大通りを歩くようにするか、
友達と一緒に数人で歩くようにしている。

だから、日本に帰ってわたしが天狗になってたらこのせいだ。
まぁ、美人だからしょうがないと思うけど。
うふふ

2010/10/05

シャワーかな?

今日、暑かった。
自転車に乗ったら涼しいけれど、
降りると文字通り滝のような汗。
これで半身浴とかしたら確実にミイラになっちゃう。
新陳代謝の働きが果てしなく順調な今日この頃。

で、帰ってきて(独り言で)「風呂でも入るかー!」と言って、
はたと気づいた。これは風呂じゃない。

風呂という概念について考えてみた。
日本人の考える風呂といえば、所謂バスタブ。
熱湯に身を沈めて日々の疲れを癒し、
風呂上りの火照った体に冷たいビール。
これは至極のひとときであり、何事にも変えがたい日本人のサガである。

そして昨今のシステムバスルームたるや、
コックピットばりのハイテク技術を駆使している。
適温で温度の上昇を抑え、常にユーザーにとって最適な湯温でいてくれる。
追い炊きを知らない人のほうが珍しい。
また、リビングルームと会話が出来たり、
防水のテレビで半身浴、なんて楽しみもあるようだ。
TOTOをはじめとする日本技術の賜物であるし、
世界に誇る風呂環境といっても過言ではないだろう。

これが現代のバスルームの情景である。





















美しい。日本の技術の結晶だ。

で、まぁ話は戻るんだけども、「風呂入るかー」って言ってはみたけど
あ、これ風呂じゃねーや、って気づいたんだ。

まぁ外国にいるわけだし、風呂っていうかシャワーよね。

ということは、「シャワー浴びるかー」の方が正しいってことかと言われると
首を縦に振れない自分がいる。

これは・・・














うん、これは水道だね。水道。
校庭とかにあるのと同じだね。

「またまたこいつ、シャワーあるのに嘘吐いてんじゃねーの?」って思うでしょ?

嘘じゃないんだよね。

我が家のバスルーム





写真中央に鎮座しているのがシャワー水道ね。

でもこれ、結構快適で、水圧がものすごいもんだから
結構サッパリしちゃうし、もうちょっと上に付いていてくれたら
むしろもうシャワーと呼んでもいいかなってちょっと思ってる。

でも、「シャワー付き物件です」って言われてコイツだったら
「詐欺やんけ」って思うと思うし、
もう境界線は結構曖昧なラインを突破しようとしているよね。

どう思う?

私は今日からこの子を正式にシャワーとして認定しようと思うんだ。

だって水道は悪くないし、水道に罪はないし、
むしろ水道にしては水道以上の働きをしてくれていると思うし。
この子はシャワーになりたかったかもしれないけど、
でも水道として産まれて来てしまったのかもしれないじゃない?
そんな水道の気持ちを考えると、私がシャワーって呼んであげなかったら
この子は一生水道として生を全うしなければならないと思うと
不憫で泣けてきちゃうし、「100万人が泣いた!」っていう帯付きで
本書いて売れちゃう可能性もあるしさ。

でも幸せになって欲しいよね、水道にも。
そう思ってくれる人が、私に共感してくれる人がひとりでもいるならば
私はこの子をシャワーと呼ぶのはやぶさかではないし、
むしろ諸手を挙げて呼ばせていただくし。
「水道にも人権を!」って運動してもいいと思っている。
それほど彼はよく働いているし、日々シャワーとしての役割を完遂しているわけだから。
そしてシャワーと認められた暁には、
場末のバーでジャズなんか聞きながら語り合いたい。
「辛かったよな、でも、良かったよな、頑張ったよな」って言って
バーボンとか傾けたい。
寡黙なマスターも背中を向けて男泣きするような、そんな話をしたい。






酔ってません。

勉強しよう。

2010/10/02

ずびずばずずんびずば

風邪をひいた。

周囲に具合悪い旋風が巻き起こっている。
アメリカ?竜巻?ってくらいの旋風が。

しかし先週まで、「あたし全然ヘーキ。」だったのに、
何気なく勉強したら鼻水が手の甲に落ちた。

そこまで鼻水の存在に気づかない
私の思考回路にも脱帽だけど、
それほどまでに急だったのだ。

ティッシュない!というわけで、手鼻。
チーン!!!
ぶばぁ!

え!あなたいつからそこにいたの?!ってくらいの鼻水を見た。

そっから頭はぼんやりだし鼻の奥は痛いし
だるいしもー具合ワリー。と思いつつも
今週を終えた。

気が抜けたのか、チャリで派手に転んで
インド人に助けてもらった。
ありがとう。でも恥ずかしい。
転んだのなんて何年ぶりだろう。

小学校の頃なんて、足が長いわけでも酔っ払ってるわけでも
地面を愛しているわけでもないのに、やたらめったら転んでいた。
いつしか転ばなくなり、大人になったもんだと感慨深かったのに。

そして両膝強打のためしゃがめない。

もう厭世的気分が蔓延していて、
ネガティベスト賞なんて総なめだ。

膝小僧が泣いている。2人も。