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2010/08/26

何が欲しいと言われたら

ルームシェアをしているSちゃんの後輩が
インドに上陸するそうで、
「必要なものがあったら持ってきてもらえるけど、どうする?」
という素敵な相談をいただきました。

ごちそうさまです!

何がいいかと聞かれたら、これしかないでしょう。

コンビニ。

で、どのコンビニがいいかという話になったんだけど、
セブンのおでんも捨てがたいし、
ローソンのポテトも肉まんも捨てがたい。
ご飯なら断然AMPMだし、
文房具も売っているファミリーマートも大好きだ。

でも、やっぱりおいしいアイスが食べたいというわけで
ミニストップを採用。
ポテトとかも作ってくれるし、なんたってソフトクリーム!
たたたたたべたーい!!!

あと、ユニクロと100均があれば何もいりません。
贅沢は言いません。
コンビニだけでも可!

ぜひよろしくお願いします。

最近雨ばかりで道が腐りそうなほど湿気を帯びているので、
ちょっとそこの店まで水をば・・・と外に出た瞬間、
ウンチョスと泥がいい感じにブレンドされた
ブレンド泥を踏みまくっています。

今なら私、コンビニの床舐めても平気、って、ちょっと思う。

しかも、雨季がそろそろ終わるという昨今、
晴れていたのにゲリラ豪雨に見舞われる確立高いのはなぜ?
お前、どっかで見てんだろ、っていうタイミングで降ってくる。
ゲリラさんだもんだから、「わーっ」って逃げている時点で
服ずぶぬれだし道ドロドロ。始めチョロチョロ中パッパ。

20時過ぎに家の近くの舗装されていない道をトボトボ歩いていると、
ゲリラ豪雨。そして急いで家まで走るぞ!と思っているうちに
ブレンド泥が私の靴に侵入。メタル ギア ソリッドもビックリの侵入。
ダッシュの途中で停電して真っ暗な中、
生まれたて運子ちゃんを踏み潰し、
もはや雨なんだか汗なんだかウンコなんだか分からない状態で
家に到着することもしばしば。

「哀れ」という言葉がお似合いよ
、ってこういうことか。
なーるへそ。

こんなとき、コンビニがあれば、きっと停電でもジェネレーターで発電して
煌々と灯りを灯し、雨が過ぎ去るのを雑誌を片手に待てるのに。
「この秋は小花柄のパンジャビでキメ!」とか言ってる間に
雨止むのに。
「2番の番号札でお待ちのお客サマー」っていってお弁当出てくるのに。

で、そんなインドが大好きって私が一番ウンコっていうことです。

必要なかった。

雨季対策として、ジャパンから持ってきたもの。

オシャレ長靴。

トレンドを意識した小花柄で、インドの雨季もなんのその!と、
鼻息も荒く上陸してみたものの、3週間が経った今、
「いらねぇーーーー!!!」という気持ちが満ち満ちている。

そもそも、外出時に雨が降っていることがほぼないので
この子を履いて外出せず。
日本のように、「3時間ごとの天気の移り変わり」なんて
便利な「アマタツー!」的な番組も皆無。

「でもさ、外出するときに雨が降っていたら履いていけばいいじゃない」
というあなた。私も同感です。

否、同感でした。

インドの雨季を・・・というより、道路事情をナメていた。
排水溝が存在せず、河川といえばオンリーガンガー。道路の水はけは、
悪いというレベルをはるかに凌駕するモンスターだったのだ。

2時間ほど雨が降り、止んだところを見計らって
レストランから大通りへの道を急いでいたときのこと。
ベンガリトラのような小路はさほどでもなく、
「おぉ、気をつけて帰れば靴が濡れなくて済みそうだ。ラッキー」と、
甘チャン根性むき出しの私。
ソロリソロリと水溜りをよけて、やや大きめの道に出た瞬間。

私が見たのは・・・湖?
もはや水溜りがスライムのごとく合体しまくり、
洪水という名のキングスライム!

たたかう どうぐ にげる

この選択肢しかないうえに、道具もなければ逃げられもしない。
「いやいや、見掛け倒しよ。たいした深さじゃないでしょう」と
一歩踏み出した瞬間、ヒザ上までびっしょり。
わたし、ガックリ。

ここまできたら「靴、濡れました。」という感じでもないので、
開き直って「洗濯じゃーい!」とザブザブ歩き出す。

もう、笑えて来ちゃって、
「これが夢だったら、起きたら私おねしょしてるんだろうな」とか
モヤモヤ考えてニヤニヤ笑っていたら、
案の定汗だくで歩いているインド人がちょっと離れていきました。

この日、布製の靴だったから良かったものの、
オシャレ長靴を履いていたらと思うとゾッとする。
水が長靴の飽和状態まで満ち満ちて、
昔流行った足につけるダンベル状態じゃないか。

そんなわけで、オシャレ長靴はお蔵入りとなりました。
冬まで待てばブーツとして使えるかも・・・とちょっと期待しつつ。

かわいい日本人でしょ?!

サイクルリキシャに乗るときは、
笑顔で交渉したいもんだと常々考えている。

が、これがなかなが難しい。
Rs.10(20円)で行けるところを、Rs.30(60円)とか言われると
カチンときてしまうし、相手も商売。
金持ち外国人からはお金を取りたいってのが人情ってもんだ。

しかし、Rs.10、Rs.20でケチケチしている昨今の私には
気持ちよく、より安く乗りたいのだ。

今日、Rs.10で行ける距離でサイクルリキシャとの交渉が始まった。

「Rs.10で行ってね」

「ノー、Rs.30だよ!」


(足元見やがって…!!!)

「ノーノー!超貧乏なんだからRs.10で行ってよ!」

「俺の方が貧乏だよ!今日はなぁ、まだサブジー(野菜カレー)しか食ってないんだ!」

「私なんてお金ないから何も食べてないよ!」

「またまたぁ・・・頼むよ。じゃあ、Rs.20で行ってあげる!どう?」

「ノー!知ってるんだよ!Rs.10で行けるでしょ!」

「いやいや、Rs.20!ファイナルプライス!」

「だって今日は暑くないし、道も空いてるでしょう?

なにより、私、かわいいし、か弱い日本人でしょ?!」

「俺だってかわいいインド人だよ?!」

「でも私のほうがかわいいじゃん!」

「・・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

「オッケーオッケー、もうRs.10でいいよ(笑)」


こんな楽しい交渉めったにない。

楽しい交渉をさせてもらったら、
降りるときにRs.2を上乗せしている私。
もちろん降りるときにモメたらあげないけど、
このリキシャマンは笑顔で降ろしてくれたので、
「チャイ飲んでください」と言ってRs.2を渡した。

「ほらー、アミール(金持ち)じゃないかー!」

「ガリーブ(貧乏)だっつってんだろ!」


そんで、笑顔で帰ってきた。
ちょっとほっこりいい気分になったのだ。
ヒンディー語の勉強にもなるしね!

2010/08/24

境界線を歩く

私が今住んでいるバラナシの中のランカという地域は、
いわゆるお金持ちエリアだ。

今借りている家も4階建てくらいの豪邸で、
車がありーのバイクが数台ありーの使用人が数人いーの、
そして大家さんは大学教授ですっていう、
まーお金持ってる人の家を借りているのだ。

そんな私が、今日家を出て数分歩いた頃に気が付いた。

お金持ちの家と道路を隔ててすぐ隣には、
道沿いにたくさんの貧しい人たちの家がある。
家と呼んでいいのかどうなのか、
木と布でできたテントのような小屋に
家族数人で住んでいる。

風呂トイレはもちろんないし、公衆浴場も公衆便所もないもんだから、
平気でそこらにしゃがんで用を足している。

道を隔ててすぐ目の前に広がる世界は、あまりにも違う。

お金持ちの家には日本と値段が変わらない車が数台並び、
庭はきれいに手入れされ、来ている服も日本と変わらない値段。
むしろ私が着ている服より高い。
ボロい服(部屋着)で近所を歩いたら、笑われてしまった。

一方、道を隔てると、服を着ていない子供がいて、
壊れた自転車を直しては使い、壊れてはまた直し。

そんな大金持ちと大貧民の境界線を歩いて、
私はなんて中途半端な「外の人」なんだろう、と思いましたとさ。

手渡しの儀礼

入学手続きをするため、日々大学に通いつめていたのだが、
そんなときに気づいたことがある。

「渡す・受け取る」の感覚が決定的に違う
、と。

パスポートやら日本から取り寄せた大切な資料やら、
「これなくなったらマジでやばいんです」系の物を
渡さなくてはならず、「これ、どうぞ」と言って両手で渡したのだ。

すると彼は、サッと片手で「奪い去る」と、
一瞥してポイッと机に「投げた」

サッとしてポイッ!

数時間かけてようやく受け取った資料も
サッとしてポイッ!

日本がいかにサービスの国かということを思い知らされた。
例えば銀行では、お金をカウンターでおろすと
トレーに乗ったお金が出てくる。
通帳や電卓までもが、トレーに乗って出てくる。
新宿西口の某銀行では、ペンもメモ用紙もトレーに乗ってきた。
下手したら「お金様」と言ってしまいそうな仰々しさ。

一方インドの銀行では、特殊な領収書を受け取るための
書類を提出すると、ファンがぐるんぐるん回ってるもんだから
ちょっと待たされているうちに飛んでいってしまう。
「カハーン ガヤ・・・(どこいった・・・)」
焦っているのか焦っていないのか
わからないようなおっさんがノッソリやってくる。
「ニーチェー!ギルガヤ!(下!落ちたよ!)」というと、
面倒くさそうに取り上げる。

一事が万事、こんな感じだ。

だから、お金ももちろん投げ渡される。
「オラヨ!受け取りな!」と言われんばかりの横暴さ。

たとえ相手が目上であっても、
「サー、例の書類です。」と言って机にポイッ。
サーも気にする様子はない。
「オイ君、どこそこにこの書類を届けてくれ」と言われると、
サッと奪い去る
そして、「分かりました。」の返事はない

見ているとドキドキしてしまうようなやり取り。
「あいつ、教育がなってねぇよ!」って怒られちゃうよ!

「日本だと」という言葉はインドで暮らす以上意味のない言葉かもしれないが、
やっぱり「日本だとありえないなぁ」と思ってしまうのだった。

サイクルリキシャ

サイクルリキシャをフル活用している

サイクルリキシャとは、自転車の後ろに
大きな荷台がついていて人が2人並んで座れるようになっている、
インドではかなりポピュラーな乗り物。
たまに無理矢理4人ほど乗っている無茶なリキシャも見るけれど。

1キロ10~15Rsで乗ることができるもんだから、
ちょっと遠くに買い物に行ったりするときはすごく便利なのだ。

道を歩いていると、「ハーイ マダム!サイクルリキシャー?!」
一日に声をかけられること数十回。
それほど街に氾濫しているサイクルリキシャ。
「マダム」と呼ばれることに抵抗はあるけれど。


リキシャーを運転するリキシャマンは、大体枯れ枝のような細い足と
細い体をしている。
ドでかいインドのおばちゃんを3人乗せて走る様子を見ていると、
折れちゃうんじゃ・・・と心配になってしまう。
屈強な体をしたサイクルリキシャマンはほとんど見たことがないから、
きっと裕福な生活ではないんだろうな、とも思うのだ。

また、観光客らしき太った白人男性が
コーラを片手に涼しい顔で乗っているのを、
必死の形相で押して歩いているリキシャマンを見たことがある。
世界の縮図を思わぬところで見てしまった・・・と勝手にドキドキした。

それを見てから、私は上り坂を登りきったところでリキシャを捕まえるとか
多少多く払うとかして乗るようになった。

しかし、「10ルピーって言ったでしょ!」と言っても
「ノー!20くれよ!」という往生際の悪いヤツもいる。
そんなときは10ルピーを押し付けて歩き出すのが常だけど、
後ろから「15でもいいからさぁー!」と追い討ちをかけられると、
強いなぁ・・・と思ってしまうのだった。

ガイドブックによく書いてあるのは、
「言われた値段の半額を目指そう。折り合いがつかない場合、
『じゃあ、結構よ』と言って歩き出せば、値引きが成功する」と。

しかし、昼下がりの呑気な時間や、観光地ではない場所では、
「20ルピー メン ジャイエ(20ルピーで行ってください)」
「オッケー」と、速攻で交渉が成立したりする。
半額の値段を言おうものなら、周りから
「オイオイねーちゃん!そりゃーねぇよ!」と野次が飛んで、
恥をかくこともたまーにあった。
また、「じゃあ、いいわ。歩くから。」と、値引きを期待して歩き出すと、
「あっそ。」と、取り合ってくれない場合も多々ある。

マニュアル通りにはいかないもんだなぁ・・・と思うけれど、
相手も人間。メーターがついているわけでもないし、
坂道もあるし、渋滞もある。
だから、ちょっと涼しい日などは
「今日は天気もいいし、道も空いてるでしょ?だから安くしてよ」と、
笑顔で交渉するようになった。

サイクルリキシャマスターへの道はまだまだ遠い。

入学手続きで疲労困憊

「予定」という言葉がとことん似合わない国に来ていると感じる。

大学生になったことがないから分からないが、
大学の入学手続きのために4日間もかかるとは夢にも思わなかった。

最初に聞いていた手続きはこうだった。
1.インターナショナルセンターで書類を提出
2.HIV(エイズ)検査を受ける
3.ヒンディーディパートメントに行って書類を受け取る
4.銀行でお金を振り込む
5.カウンターでお金を振り込む
6.アドミッションカードを受け取って終了

昼近くにインターナショナルセンターという場所に出向き、
書類を提出する。
無言で受け取られ、待つこと1時間
「この書類を持って、HIV検査を受けに行きなさい」と言われた。

検査室まで迷うこと1時間
到着すると、「今日はもうおしまい。明日の9時から来てよ」と言われ、
一日が終了。

翌日10時半に行って、待つこと2時間
「今からお昼休みだから、ちょっと待ってよ」と言われ、さらに待つこと1時間
ようやく注射をしてもらい、「16時にまた来て。」と言われ、受け取ると
一日が終了。

翌日9時に検査結果を持ってヒンディーディパートメントという場所に行くと、
11時まで担当者は出勤しないと言われ、待つこと2時間
「今日が最終日だから全部済ませちゃってね!」と言われ、
インターナショナルセンターに戻る。

すると、「銀行でお金振り込んで、領収書持ってきてね」と言われ、
銀行に行ってお金を振り込むと「1時間後に来てください」と。
ようやく領収書を受け取って、インターナショナルセンターに戻ると
「ヒンディーディパートメントに行ってね」と言われ、
ヒンディーディパートメントに行くと「セントラルオフィスに行ってね」と言われる。

正直、この時点でキレそうだった。

半ギレでセントラルオフィスの支払いカウンターに行き、
待つこと1時間。時刻は既に14時。
全然列が進まないので「あなた、いつから並んでいるの?」と
前の女性に聞かれた。
「1時間前からよ」と答えると、「私なんて、朝からよ。」って、
よく我慢してんなぁ。
すると、前から、「今ね、コンピューターが壊れたらしいわよ。
復旧するまでどれくらいかかるか分からないわね。ウフフ」と言われ、
さらに待つこと2時間
(ウフフじゃねーよ・・・!)と思ったが、我慢だ我慢。
3時間待ってようやく2枚目の領収書を受け取り、
ヒンディーディパートメントに戻る。

すると、「今日はサー(偉い人)がもう帰ったから、サインがもらえない。
明日また来なさい。おっと、明日は独立記念日だから、明後日だな。」
と言われ、ようやく一日が終了。

明後日になり、11時にサインを貰いに行くと
「サーはいつ来るか分からないから、待っていなさい」と言われ、
待つこと実に5時間
いやいや、もうサイン貰っておいてくれよ。
ようやく受け取ることができ、手続きが完了した。

正直、2日で終わるだろうと思っていたが、甘かった。
こうして、文字通り待ちに待った入学手続きが
完了したのだった。

数時間単位で待たせるのとか、もうやめようぜ。
今もう21世紀だしね。

あぁ、死にそう。

2010/08/21

恐怖の薬屋さん

日本は暑いでしょうか?

深雪です。

ついになってしまいました。
これだけは避けて通りたかった。
これだけはやめていただきたかった。

そんなあの子が発症してしまった。

皆さんもうお気づきですね?

そうです。

膀胱炎。

いや、これ冗談抜きで本当に辛い。
5分おきにトイレに駆け込み、血尿は出るわ痛いわ
だるいわなんだかんだで、
てんやわんやの大騒ぎ。

薬局まで徒歩15分。

この距離がもう無理。

今回発症したのは軽い感じだったので、
ちょっと良くなったかも・・・!というタイミングを見計らって
薬局へ駆け込んだ。

旅の指差し会話帳 インドを片手に、

「膀胱」

「痛い」

「尿」

「痛い」

「抗生物質」

と、指差して訴えた。

すると、「ほうほーう、なるへそ。」と言ったまま
奥から薬を取り出してくる。

「これ、ね。一日2回。朝と夜だけ飲めば効く。」

ここまでのやり取りにおよそ30分。
帰宅時間も考えると、そろそろ切り上げたほうがよさそうだ。

「はい。了解。」

そう言って薬を受け取ると、家に帰って早速飲んだ。

1時間後。効かない。

2時間後。効かない。

5時間後。ようやくちょっと収まってきたかな・・・?

翌日。効いてない。

ダメだあの薬局!別のとこ行こう!

そして2件目の薬局へ。

すると全然違う薬が出てきた。
前回もらった薬を見せて、「これ飲んでるんだけど」と言うと、
「これは生理痛を和らげる薬だね。」といわれた。

そりゃきかねーわ。

そうしてようやく、インターネットができるまでに回復しました。
水をガブガブのんでトイレに行きまくっています。

あぁ、辛かった。

2010/08/13

引越し大作戦

シェアさせてもらえることが決まったので、
とりあえず必要なものを買いに行くことになった。

ベッドとマットレスと洗剤と
冷蔵庫とフィルターウォーターの機械。
枕にベッドシーツ、ファン。
タオルやらなんやらもーいっぱい!

土地勘がまったくないため、シェアする女の子Sちゃんの
知り合いの人についてきてもらい、色々買い物をすることに。

ベッドやマットレスは、家まで届けてもらうことになり、
一日かけて買い物を済ませると、雨が降り出してきた。

まぁ、あとはベッドが届けばいいだけだから、
余裕でしょう。

その間にファンを取り付けてもらった。




























荷物を整理したり、シャワー浴びたりしたんだけど、

けどね。

ベッドがいつまで経っても届かない。

その理由は、

「雨だから」。

うん!しょうがない!雨だもん!

そして初日は床にタオルをひいて寝るという
かわいそうな感じになりました。

翌日、ベッドが届いてガスやなんかも
知り合いに譲ってもらったので
住める状態になった。

見て!

持ってきた本がついに本棚に!












まだ何も無い部屋












バスルームで6畳はありそう。
















こうしてようやく大学付近に住むことができたのだった。


大きいの?小さいの?

部屋探しは難しい。

Rs4000以内で、2DKの部屋を探してもらった。

4畳半程度の小部屋を寝室にして、
6畳くらいの部屋を勉強部屋にして、
キッチンがあってバストイレがあって・・・
そんな予想のもと、部屋を探してもらっていたのだ。

2DKのきれいな部屋が見つかったとのことだったので、
もうそこに決めちゃおうかなーという心持で
内見しに行った。

ところがどっこい、いざ見に行ってみると
10畳以上の巨大な何もない部屋
(床はコンクリート剥き出し)と、
12畳はあろうかという巨大な何もない部屋。
そして、部屋の大きさに対してあまりにも小さい
キッチンとバストイレ
ファンも付いていない。

大家さんや部屋探しの人は、
どうだ、いいだろう!といわんばかりに得意満面。
部屋には前の人が残していったものなのか、
カレンダーやらお菓子の袋やら本が散乱していた。

ちょっと考えます・・・と言っている間、
部屋探しの人と大家さんは
「このカレンダーが今年のものだった!ラッキー!」
といって大爆笑していた。

日本でも何度か引越しをして、部屋を見る目は
それなりにあるつもりだった。
なんというか、荷物に対して部屋があまりにもでかい。
こんなに荷物持ってないし、増やす予定もない。

ウサギ小屋日本に生まれた悲しいサガなのか、
もしここに住んでも落ち着かないこと受け合いだ。
家具とか全部はじっこに置いて、はじっこに居たくなる。
そしてもう一つの部屋は使わなくなるんじゃないかという疑惑もある。

Rs3200まで家賃を下げてくれたけど、
一切落ち着かない部屋にそこまでお金をかけられないので、
なんとしても断らなければ。

しかしまた、ギラギラした目つきで見てくるもんだから
怖気づいちゃって、「お前、ここに住むんだろうな?え?」
みんなが責めている気がして、「ここには住みません。」と言い出すのに
実に15分を要した。いや、がんばった。

部屋をあとにし、外に出ると、部屋探しの人に言われた。
「君が2DKと言ったんだ。何が悪かったんだ?きれいだったじゃないか」

そうです。ごもっとも。

ただ、「きれい」と「大きさ」の基準があまりにも違いすぎた。
あなた、胸を張っていらっしゃるけど、
あのトイレはお世辞にもきれいとは言えませんことよ。

日本だったら、「だいたい4畳半とか6畳の部屋で」といえるけど、
インドには畳文化がもちろんない。
延べ床面積は30平米くらい・・・と言いたくても、
「延べ床面積」「平米」って何て言うんだ?

手を広げて「このくらい!」という大きさでもないので、
すっかり困惑しきってしまった。

結局、同じクラスになる予定の女の子と
ルームシェアさせてもらえることになったので、
今は引越しの最中。

部屋探しは難しかったのです。

インド到着

とりあえずびっくりしたのは、
空港が新しくなってたこと。

3ヶ月前にはぼろっちかったのに、
なんか駐車場とかすごいのできてる。












で、やっぱりインドに来たらこれ飲みたくなる!

リムカ!!!


















バラナシへ出発するまでに時間があったので、
ジャンクフードを食べてみた。

ジャガイモコロッケバーガーで、
ポテトのセットなんだよー。













 いや、ポテトの量の問題じゃなくて、
この盛り付けのセンスはいかが?

やっぱりインド。
大好きです。

中国で足をすくわれる

7時に目が覚めて、 
なんか腰イテェなぁ・・・なんて思ってたら 
あ、ここ中国だ。

日本人かと思いきや中国人っていうフェイントはやめて欲しい。

さて、インド行きの飛行機まであと10時間以上。 
所持金は2000円。 
荷物は多いし重いし、さーて何すっかなぁ。

というわけで、一人twitter始めました。

754のつぶやき 
ぼんやりしていたら中国人一家に囲まれた。 
お父さん、お母さん、お祖父ちゃんに、 
子供が1・2・3…7・8人。 
顔もそっくりだったけど、服が見事にペアルックだった。 
一人っ子政策の実現は遠い。

8:39のつぶやき 
こんなに広い空港の中で、
そして中国人が多い中で、
私の隣に座るのはインド人なんだろう。 
ちょっと安心している私も、なんなんだろう。

9:26のつぶやき 

中国の椅子は振動をよく伝える設計らしい。 
そして、中国人は足を静かに下ろしていられないらしい。
貧乏ゆすりをするたびに、私の体も揺れる。 
この揺れが中国全土に増幅したら、 
すごい地震になるに違いない。

10:19のつぶやき 
お腹すいたからサンドイッチでもと思ったら売ってないでやんの。 
仕方ないから午後の紅茶とコアラのマーチで朝食を済ませる。
侘びしい・・・っていうんだろうな、この気持ち。












10:45のつぶやき
トイレに行って帰ってきたら椅子取られていた。 
荷物置いておいたんだけど、どかされていた。
せめてもの抵抗で、荷物が置かれた床に座ってみた。 
どいてと言えない私は日本人、気づかない相手は中国人か。
なるほど。

14:50のつぶやき 
しばし寝ていた。
お腹すいたからマフィンとお茶を買ってきた。












帰ってきたらインド人に席をとられていた。

またやっちゃった・・・。 
抵抗の元気がないので移動。
言えばいいんだろうけどね。

15:27のつぶやき 
あと20分でチェックインだ!
うほほほほーい!

17:17のつぶやき 
これで荷物預けてチェックインして、
出国審査したら楽勝でしょ!と思っていたら甘かった。
ケーキにシロップかけて、砂糖まぶしてから 
またシロップかけたくらい甘かった。


チェックインカウンターで預ける荷物を渡すと、
Weight Over」って・・・なんでよ!
成田からは25キロでも乗せてくれたのに、
同じ航空会社でも22キロまでって・・・聞いてないよー! 
結局、バッグ・イン・バッグしていたバッグを取り出して、 
荷物を預けたのだった。

が。

これが運の尽き。
取り出したバッグにはクレンジングオイル2本と
マニュキュア10本以上が入っていたのだ。

当然、引火性のあるものと液体物持込で 
荷物検査で止められてしまった。



どうやったら持って行けるの?!と聞きたかったけど、
How....How.....」のあとが出てこない。 
むむむ・・・どうしよう、と思っていたら、
「外に出て友達にでも渡してくるんだな」と言われて
カッチーーーーン!
I'm alone!と言って戻ってきてしまった。



もう、日本語喋れる人を探そうと思って、 
中国人スタッフに「Do you have a Japanese Staff?」と聞くと、
「エ?!」って顔をされた。


あぁ、Do you have~じゃなかったのか。

I want to speak Japanese staff 

すると、

Sorry.........English please 

最 初 か ら 英 語 喋 っ て ま す け ど 、 何 か ?

察しのいい別の中国人が、
日本語を喋れる人を紹介してくれたけど、すごい。

インドでも味わったことのない屈辱感。 

私の心はまさに、ポッキーのようにポッキリいった。 
もう立ち直れない。 

結局、マニュキュアとクレンジングオイルは 
梱包して渡せばインドで受け取れるとのこと。 

ハァ・・・そうすか・・・もう・・どうでも・・。

腰砕けになった私は、 
予定より1時間10分遅れの飛行機でインドに向かうのだった。

出国、そして魔の空港へ

早朝に長野を出発し、いざ成田へ!
この晴れた空に唯一つの不安があるとするならば、
全ての荷物を自分ひとりでまだ背負ったことがないことだ。

そして不安は的中。新宿に到着し、銀行までの約100メートルで、
あまりの鞄の重さに地球が割れるかと思った。
せっかくお風呂に入ったのにすごい汗で、
人というより鞄を持った汗が歩いている状態。
周りの人も唖然としてたし、警察も声をかけようか戸惑っていた。
ぜひ一声かけてくれと願ったが、スルーされてしまった。
恐るべし、新宿。 

荷物、インドにちょっと送ってやるよ。
という父の申し出を、

「体力で解決できることは
体力で解決するよ!
お金かけなくて大丈夫だから!」

とかっこよく言っていた昨日の夜の自分を
激しく恨む結果になった。

マジで…誰か助けて。

とてもじゃないけど電車では行けなかったので
シャトルバスで行くことに。
空港内もショッピングカート的なアレでスイスイだったし、
あー、こりゃ余裕だわ。なんて思っていた。

実際、この荷物のせいで何度か泣く破目になるんだけどさ。

で、予定より15分遅れの1610分に出国。
おお、結構余裕で乗っちゃってるじゃない、私!
なんて思って、ちょっと調子乗っちゃって、
ビール4本空けちゃって♪♪♪エヘへ♪♪♪













機内食が出てくる頃には結構いい感じに酔っていたけど、
普通に食べたった!
酔っ払っていてもこれだけは言わせてください。

これ、ほぼ主食じゃん。
 












でね、でねでね、
中国の広州という空港に一泊する予定だという話をしたら、
出国前にある人に言われた言葉が頭から離れなくて、
奔走することになりました。

「え?広州の空港って24時間開いてるの?」

え?

逆に言わせてくれ。
開 い て な い の ?

インフォメーションカウンターを探してキョロキョロ。
しかし、いかんせん私は日本人。
漢字にばかり目が行っちゃって、
英語に目が行かないから見つからない。

結局1時間半ほど迷って、ようやく発見。
そろそろ、○時間単位で迷う癖を何とかしたいもんだ。

今度は英語が通じず、「ハァ?!」ってすげー顔で言われるし、
もう!もう!泣きたい!!!
Sleep! Airport! Possible?! OK?!
と訴える私を哀れっぽく見つめていただきました。

ようやく見つけた場所はここ。












・・・うん。寝れる寝れる。余裕。

(こりゃー寝られないだろうな。。)と思っていたら、
8時間以上寝てしまった。
この適応能力、侮れない!人間ってすごい。

そして朝目覚めた私にさらなる現実が・・・!

2010/08/02

いよいよ出発です

ついに明日出発です。

新しいバックパック(60リットル)を買ったはいいけど、
勉強道具(辞書やらノートやら参考書やら)を入れたら
もう何も入らなくなってしまいました。

結局大きなかばんを3つ抱えての
インド上陸になります。

まるでおのぼりさん。

いや、言葉どおりおのぼりさんか。

明日の15:55に飛行機が飛び発つ予定です。
どうしても暇な人は空を仰いでくれるといいんじゃないかと思います。

多分見えないけどね!

で、今日は免許の期日前更新に行ってきました。

ところがどっこい、メガネを忘れるという致命的かつ
どうにもならない事態に陥ったので、
どうしたもんかと。でもやるしかない。

メガネなしのまま視力検査に行き、
担当のお姉さんに

「あの、メガネ忘れちゃって…」

と言ってみた。
あわよくば視力検査だけでも帰国後にできないかと
淡い夢を抱いていたんだけど、

「検査をパスしないと免許はちょっと…」

と言われてしまった。

当たり前っちゃー当たり前。

ちなみに裸眼の視力は

右0.1  左0.05

そして免許を更新するための視力は
左右ともに0.3以上、両目で0.7以上という
ハンパないハードルの高さ。

どう考えても無理だ。どうしよう。

「今日免許更新しないと、明日出国なんですよね…」

とつぶやいてから検査開始。

係員「はい、どっちですかー?」


深雪「…(すっごい目を細めてから)…み…右!」


係員「・・・」


深雪「・・・」


係員「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


深雪「…じゃなくて…上!」

係員「はい、オッケーです。じゃあ、これはどうですか?」

深雪「……う…上!」


係員「・・・」


深雪「・・・」


係員「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


深雪「…じゃなくて…左!」

係員「・・・」


深雪「・・・」


係員「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


深雪「…じゃなくて…下………?」

係員「はい、オッケーです。じゃあ、2階の講習室に移動して…」



お、お姉さん・・・・・。


ありがとう!!!!! 


長野県民の暖かさに触れ、無事免許を更新できました。
ちなみに写真は半目でした。残念。

さてさて、そんなこんなでインドに向かって出発します。

とにかく勉強漬けの毎日になって、
帰国時には牛乳瓶の底みたいなメガネをかけてくると思うので
仲良くしてあげてください。

インドに来る人大募集キャンペーンも実施中なので
みなさんこぞってご連絡ください。

よし!行ってくるか!
行ってきます!!!



行ってらっしゃい!