contents

2010/08/24

サイクルリキシャ

サイクルリキシャをフル活用している

サイクルリキシャとは、自転車の後ろに
大きな荷台がついていて人が2人並んで座れるようになっている、
インドではかなりポピュラーな乗り物。
たまに無理矢理4人ほど乗っている無茶なリキシャも見るけれど。

1キロ10~15Rsで乗ることができるもんだから、
ちょっと遠くに買い物に行ったりするときはすごく便利なのだ。

道を歩いていると、「ハーイ マダム!サイクルリキシャー?!」
一日に声をかけられること数十回。
それほど街に氾濫しているサイクルリキシャ。
「マダム」と呼ばれることに抵抗はあるけれど。


リキシャーを運転するリキシャマンは、大体枯れ枝のような細い足と
細い体をしている。
ドでかいインドのおばちゃんを3人乗せて走る様子を見ていると、
折れちゃうんじゃ・・・と心配になってしまう。
屈強な体をしたサイクルリキシャマンはほとんど見たことがないから、
きっと裕福な生活ではないんだろうな、とも思うのだ。

また、観光客らしき太った白人男性が
コーラを片手に涼しい顔で乗っているのを、
必死の形相で押して歩いているリキシャマンを見たことがある。
世界の縮図を思わぬところで見てしまった・・・と勝手にドキドキした。

それを見てから、私は上り坂を登りきったところでリキシャを捕まえるとか
多少多く払うとかして乗るようになった。

しかし、「10ルピーって言ったでしょ!」と言っても
「ノー!20くれよ!」という往生際の悪いヤツもいる。
そんなときは10ルピーを押し付けて歩き出すのが常だけど、
後ろから「15でもいいからさぁー!」と追い討ちをかけられると、
強いなぁ・・・と思ってしまうのだった。

ガイドブックによく書いてあるのは、
「言われた値段の半額を目指そう。折り合いがつかない場合、
『じゃあ、結構よ』と言って歩き出せば、値引きが成功する」と。

しかし、昼下がりの呑気な時間や、観光地ではない場所では、
「20ルピー メン ジャイエ(20ルピーで行ってください)」
「オッケー」と、速攻で交渉が成立したりする。
半額の値段を言おうものなら、周りから
「オイオイねーちゃん!そりゃーねぇよ!」と野次が飛んで、
恥をかくこともたまーにあった。
また、「じゃあ、いいわ。歩くから。」と、値引きを期待して歩き出すと、
「あっそ。」と、取り合ってくれない場合も多々ある。

マニュアル通りにはいかないもんだなぁ・・・と思うけれど、
相手も人間。メーターがついているわけでもないし、
坂道もあるし、渋滞もある。
だから、ちょっと涼しい日などは
「今日は天気もいいし、道も空いてるでしょ?だから安くしてよ」と、
笑顔で交渉するようになった。

サイクルリキシャマスターへの道はまだまだ遠い。

0 件のコメント:

コメントを投稿