2010/09/18

部屋を探しに放浪する日

引越し先を探すため、アッシーガートという場所を
うろちょろしてみた。

とりあえず長期滞在者用のゲストハウスに住んで、
のんびり部屋探しでもすっか、と思っていたから、
ゲストハウスを巡りに小道に入る。

部屋探しはまず、チャイ屋のおじさんやら小間物屋の
おじさんやら情報通っぽいおじさんやら、
とにもかくにもおじさんに、
「部屋探しとるけん、誰に聞くのがええですかいの~」と訊く。
運がよければおじさんが知っているし、
あるいは第二のおじさんやら第三のおじさんを紹介してくれたりする。

部屋探しは、おじさん巡りでもあるのだ。

ゲストハウスを覗いてみたが、値段が高かったり
部屋にキッチン作れなかったりでなかなか折り合いが付かず。
 シーズンでもあるから、部屋も埋まりつつあったりして、
 なかなか骨が折れた。

チャイ屋のおじさんに、自転車修理屋のおじさんを紹介してもらい、
自転車修理屋のおじさん不動産に詳しいおじさんを紹介してもらって、
部屋を4件見ることができた。

一軒目は、確実に迷う!という小道をどんどこ入った一角にある部屋。
どうぞ、と言われ中に入ると、おばさんがソファーに寝転んで
テレビを見ながら腹を掻いていた。

シカトされっぷりは、まるで自分が透明人間になったかのよう。

ここは大家の部屋なんだろうな、と思い、
あまりジロジロ見ないようにしていたら、
「この部屋だよ」と言われた。どひゃぁ。

家具はいいけどおばさんは隠しておこうぜ。
取り急ぎおばさん以外をチェックしたけれど、
キッチンだと言われた場所は神様を祭るとこになってるし、
2部屋あるよ、って言われていたのに一部屋は1畳しかない。
トイレがキレイだろう!と言われたけど、
自分に嘘は吐けなかった。

考えてからまた連絡します、と言って家を後に。
(こんなんばっかだったらどうしよう・・・)とかなり不安になりながら
次の部屋を紹介してもらった。

次の部屋は小道をさらに進んだ突き当たり。
もう空気がどんよりしすぎ。
曇っていたから、というのが理由にならないほど、
昼間なのに暗い。そして最寄の店まで徒歩15分。

マダムがドアを開けてくれたんだけれど、
中から出るわ出るわ、インド人女性。
部室?!って思うほど人がぎっしり。よく入ったな、というほど。
部屋に通してもらったが、なるほど確かに部屋。
しかし、インド人一家(親戚一同含む)が使っている家の一室。
トイレもお風呂もキッチンも一家と共同。

これは・・・精神的に5分で限界を感じる!
既に限界値を結構超えていた私は、
カレー食べていきなさいよ!というお誘いを断って
そそくさと退散。

雲行きはさらに怪しくなってきた。
このおじさんに付いて行っても
いい部屋が見つからないような気がする・・・。

3件目は大通りに面した小さな家の3階。
一階は大家さんが住んでおり、なかなか優しそうな一家だ。
おお、まともなところもあるじゃないの。

部屋を見ると窓が二つ。トイレもあるし、小さなキッチンもある。
小さな物置も付いていて、あらまぁ、これはなかなかイケル?

何気なく窓を開けてみた。
洗濯物を干すには風通しが重要だ。

私の目に飛び込んできたもの。それは、おじさん。
ランニングが小さすぎて乳首が出まくっちゃってる、おじさん。
こっちをガン見している、おじさん。

静かに窓を閉める。

隣の家の一室があまりにも近い。
昔の少女漫画の、幼馴染の彼とベランダでお話できるのーっていう
シチュエーションよりまだ近い。
手を伸ばしたら届く。手が繋げる。息の匂い嗅げる。

そんなオプションいらない。

気を取り直してもう一つの窓を開ける。


私の目に飛び込んできたもの。それは、おじさん。
ランニングが小さすぎて乳首が出まくっちゃってる、おじさん。
こっちをガン見している、おじさん。

苦笑いで窓を閉める。
おじさんはニコリともせず、微動だにせず、ただ私を見つめていた。

窓、開けられない。

優しそうなマダムの笑顔を後にして、
静かに立ち去った。

(やっぱりゲストハウスに住もうかな・・・)
そんな諦めが心を支配するのに、
そう時間はかからなかった。

最後の部屋は、大通りから小道をちょろんと入ったところにある
閑静な住宅街の一角。
家自体はすごくキレイだし、周りも静か。
大学までもそう遠くないし、ちょっと歩けば店もある。
ガンジス川まで歩いて10分だし、
ロケーションはバッチリだ。

部屋は改装中らしく、おじさんが数名働いていた。
小さなキッチンに窓はないけどキレイで大きな部屋が一つ。
バスルームは改装中だけど、キレイになりそうだ。
そして、風通しのいい部屋(玄関か?)も一つ。
ここまでは申し分ない。

さて、問題点は・・・・・

・・・・・・・・

あれ?パーフェクト?

大家さんとは玄関のゲートも違うという
プライベートの充実っぷり。
キレイな棚も付いていて、(ホントにキレイな棚。)
まさかのパーフェクト物件を発見した。

値段もそこそこ(私にとっては高いけど)予算内に収まり、
ここに決めないとバカでは・・・と思うほど。
もう一人今日部屋を見た人がいるらしく、
お決まりの「時間がないんだよね」の言葉に後押しされて、
まぁ本当に気に入ったということもあり、
即決させていただいた。

明日には工事が終わるとのことで、
明後日早速お引越しを開始する予定。

来週からは新生活がはじめるぞーい!

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