朝から雨だなぁ、嫌だなぁと思っていたけど、
それでもめげずに行ったのだ。
10時からの授業と11時からの授業がある。
10時からのティーチャーは
10時15分に来て10時45分に無言で帰るという
華麗な足裁き。なんという軽いフットワーク。
ジダンもビックリ。
そして11時からのティーチャーを待つこと30分。
時計の針は(デジタルだけど)11時15分を指していた。
そしてさらに待つこと15分。
長針が真下を向くと、さすがに「え?マジで?」という空気で満たされる。
そして待つこと30分。
ついにティーチャーは、来なかった。
下の階のオフィスに行って、
「今日ティーチャー来ないんですか?」と聞いてみた。
すると、
「うん、昨日は休みだったよ」
あーうんうん、そっかそっか、って一瞬納得しかけた自分に活を入れる。
そんなことが聞きたいんじゃない。そんなことじゃないんだ。
私が聞きたかったのは、今日 ティーチャー 来ないんですか?ということだ。
昨日のことなんて正直どうでもいい。
腹を下していたとか結婚式に出席していたとか、
そんなことが聞きたいんじゃないんだ。
「いやいや、今日!11時からの授業!
ティーチャー来ませんでしたよー!」
「うん!だから、昨日休みだからね!」
昨日休み=11時からの授業休み
その発想は・・・ないッ!
A=B A≠Cの場合、B≠Cだろうが!
念のため英語でも言ったしヒンディー語でも言ってみた。
しかし、答えはひとつ。真実はたった一つ。
「昨日、彼、休みだからね。」
だからどうした・・・。
ここで現れた救世主。カナダ代表、コリッサ。
私が、「トゥデイ ティーチャー ホリデイ?!」とかなんとか、
ベスト・オブ・幼稚な英語を繰り出した後に、
彼女はペラペ~ラな英語でお伺いを立ててくれた。
しかし、返ってくる言葉はただ一つ。
彼女の美しい眉間に刻まれる一筋の皺。
もうなんか、あれかな、重大な機密事項があって、
今日のティーチャーの予定を聞かれたらこう答える、的な
マニュアルがあったりすんのかな。
これ以外のことは一切口外無用、的なそんなやつが。
マジックミラー越しに見られてたりすんのかな。
コロンボ的な人が「彼らの中に見覚えのある人物は?」とか
襟立てて訊いたりすんのかな。
パイプ持ってたりしてさ、スパーっと吹かしたりして。
ワトソン君・・・とかこう、なんか諭したりしてね。
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物思いに耽りながら帰っていたら、
急にバイクに轢かれそうな気がして
突然バッと振り向いた。
一人、おばちゃんが
至近距離ですげービックリしてた。
バイク、いなかった。
なんだろう、心に漂う空しさは。
きっと、異国の風のせいね。
きっと、そう。
順調だね、すばらしい!
返信削除タロウくんの友達>
返信削除イエス!今日初クラス!楽しかったー。
明日は一人で・・・ドキドキ。
寝ろよ、ってゆーね。眠れぬ。