さーてどんな顔ぶれか。
前述の通りチャリですいーっと行くと、
あれれ、10分前なのにもうみんないる?!
なんか自分が遅れてきた気分。
月曜と火曜担当のラチタ先生から、
濁音と半濁音は終わったとのことなので、
じゃあ今日は「きゃ きゅ きょ」からかなーと
思っていた。
ひらがなカードを手に、
「今日はこれやりまーす!」と言うと、
すごく微妙な顔。
え、なになに、なんで?
「先生、文法やりましょう。」
お、なるほど、飽きてきたか。
しかしひらがなは基本の基本!
これを覚えずして文法はできぬ!
まずは基本が出来ないとなんにもならんだろうが! 喋るだけなら誰でも出来る!
飽きたなんて言っていたら上達しないんだ!
そもそもそうした甘い考え方が・・・云々。
「これ読めたらやりましょう。
(「きゃ」のカードを見せながら)はい。」
「きゃ」
読めちゃったー!!!
一通り見せたが、そこそこ読めている。
うむむ、勘がいいのか予習してきたのか。
仕方ない、文法やりますか。
わたしはN1のN2です。(N=noun/名詞)
用法を説明して、早速言ってもらうことに。
じゃあアジートさん、どうぞ。
「私はアジートさんの学生です」
あ、あっれー!!!
ちょっとちょっと!ちゃうやんけ!
「ノー!BHUの学生です、です。
じゃあ、シッダールタさん、どうぞ。」
「私はシッダールタのBHUです。」
意味わかんねぇーーーー!!!
どうしよう、伝わっていないらしい。
日本語とヒンディー語は語順が一緒なのよ、ということを
汗と涙にまみれて説明する。
みんなの顔が「?」から「!」になったとき、
報われたー!というか、良かったー!!!というか、
嬉しいというよりむしろ安堵。
ひらがなに飽き飽きしていた生徒さんたち、
数字を教えると嬉しそう。
日本語の数字は例外はあれど簡単だから、
すぐにマスターできると達成感があって嬉しいようだ。
しかしここでも問題が。
「私は24歳です」
と言うと、
「先生、「歳」って何ですか」
え、何って、年齢を数えるときのあれよ。アレ。
・・・なんだっけ、助数詞?
「歳は、ヒンディーでサールです。」
と言って逃れたけども、満足の出来る説明が出来ず
ひどく悲しい思いをした。
助数詞について説明できたらかっちょよいのに。
ヒンディーと英語の出来ない加減にがっかり。
黒板を消すとき、「消しまーす」と言って消すと、
「消しますって何ですか?」と。
「消します、は、ブラックボードをクリーンアップです。」
「じゃあ、ブラックボードだけですか?」
「え、いや、ノートとかもそうですね」
「じゃあ、ブラックボードとノートだけですか?」
「だけ、と言われると・・・」
「机は?」
「机は消します、とは言いません。ライク ア イレイザー。」
もう、完全にしどろもどろ。
大丈夫かよ・・・と私も思った。
一応分かってくれたみたいだけれど、
ヒンディーの早急な上達が求められている。やばい。
授業が終わって、チアキ先生の授業を拝見。
日本語能力検定のための授業だけあって、
皆さんレベルが高い。
「大抵」という言葉の説明のとき、
「私は 大抵 7時に 家に 帰ります」
という例文をチアキ先生が教えたところ、
「「帰っています」だと間違いですか?」という質問が。
え、そういえば何か違うのかしら??
でも、「帰っています」の方が「既に到着している」感が強いような。
「帰ります」だと「動作」が強調されているような??
どっちでもええやんけ!と思うような質問でも、
分かりやすく説明するのは難しい。
勉強しなければ。ければ!!!
と思っていたら停電。
いい加減にしてくださいませ。
うわ!ちょー難しい!!そんな事聞かれたら逃げちゃう。。
返信削除ずっとひらがななら楽なのにね。
あかねさん>
返信削除わたしも若干逃げ腰!
先輩教師の方々はやはりすごい・・・。
ずっとひらがなだと私も飽きる!
でもこれ完璧にしてもらわないと
教科書読めねぇー!!!
がんばりやす。
味噌送ってください。